UAで見ていた指標をGA4で見るにはどこを見ればいい?
2023年7月1日よりUA(Universal Analytics)での計測が停止されることになり、各企業
様GA4の導入を進められていることと思います。既に導入されている企業様においては、
これまで利用してきたUAと画面や項目の名称も変わっていることもあり、これまで見て
きた指標はGA4ではどこを見ればいいのか分からず困っていらっしゃるのではないでしょ
うか。
また、項目名が同じでもUAとGA4では定義が異なっていることもあるため、その点を理解
したうえで数値を見ないと判断を間違ってしまうこともあります。
今回は、UAで基本的に見られている指標の「ユーザー」「セッション」「ページビュー
数」についてGA4ではどこで見ればよいか、数値の定義も合わせてご紹介いたします。
「ユーザー」/「セッション」
サイトの全体的な動向を把握するために月間実績の推移をモニタリングされているの
ではないでしょうか。
これらの指標は、UAでは「ユーザー>概要」「集客>概要」などで確認できます。
GA4では「集客>トラフィック獲得」で両方の指標が確認できます。
UA:ユーザー>概要
GA4:集客>トラフィック
しかし、これらの指標はGA4では以下に定義されています。
●ユーザー
1秒以上前面にページを表示した(※)ユニークユーザー数です。
「エンゲージメント>イベント」に「総ユーザー数」の数値がありますが、こちらは
「1秒以上前面にページを表示」にかかわらない、全ユニークユーザー数です。
※前面にページを表示:別タブで表示され実際には見られていない状態ではなく、
前面に表示され見られている状態。
●セッション
30分間ユーザーの操作がなかった場合UA、GA4ともにセッションが切れます。
しかし、「流入元が変わった時」「日をまたいだ時」UAはセッションが切れますが、
GA4では切れません。そのため、GA4ではUAと比べてセッション数は減る傾向にあり
ます。
GA4導入前後での実績に変化があった場合、上記のような定義が異なることが要因かも
しれないので注意が必要です。
「ページビュー数」
「どのページがどれくらい見られているか」を把握する際にみられている指標と思いま
す。UAでは「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」でページ別のページビュー数
が確認できます。GA4では、「エンゲージメント>ページスクリーン」で確認できます。
UA:行動>サイトコンテンツ>すべてのページ
GA4:エンゲージメント>スクリーン
GA4では「表示回数」と名称が変更になっています。こちらは名称が変わっているだけ
で数値に影響はありません。
各企業様、GA4導入にあたって「UAと何が違うのか」「どんな機能があるのか」など調査
されたと思います。多くの細かな情報が出回っておりますが、取り急ぎお知りになり
たいことは「これまで見てきた指標はGA4ではどこを見ればよいか」と思い今回ご紹介させていただきました。
GA4を有効活用するためには、単に数値をモニタリングするだけではなく、数値の変化の
要因を分析し、施策を打って行くことが重要です。
GA4ではユーザーの行動分析をするのに有効な機能が備わっており、活用できればサイト
改善や広告の効果を上げることができます。GA4の活用の仕方でお困りのことがございま
したら弊社でサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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20年前から今流行りのサウナーです。コロナで2年近く行けていないので残念です。
コロナが落ち着いたらととのいたいです。